コンセプト
高齢化社会となった日本
現在、日本では、総人口に占める65歳以上の高齢者人口の割合(高齢化率)が上昇しています。内閣府の「高齢者白書」によると、平成25(2013)年には、高齢化率は25.1%となり、じつに総人口の4人に1人が65歳以上の高齢者で構成されています。今後も、総人口が減少するなかで高齢者が増加し、高齢化率がさらに上昇し続けることが予想されています。その割合は、平成47(2035)年には33.4%で総人口の3人に1人となり、平成54(2042)年以降は高齢者人口が減少に転じるものの、高齢化率じたいは上昇を続け、平成72(2060)年には39.9%に達し、国民の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となると推計されているのです。こうして高齢者が増加していくということは、同時に、何らかの疾病を抱える人の数も増加していくことを意味します。
高齢者の健康状態の現状
同白書によれば、65歳以上の高齢者の健康状態については、平成22(2010)年の調査で、入院には至らないが何らかの自覚症状があるとする人が、1000人当たり約471人と半数近くに上ります。なかでも、実際に高齢者が診療を受けた疾病としては、入院では、脳梗塞や脳出血などに代表される「脳血管疾患」と、各部位のがん「悪性新生物」の順で高い割合を占めています。また、外来では、動脈硬化の原因ともなる「高血圧性疾患」、次いで老化に伴う背骨の湾曲などの「脊柱障害」が多いのが特徴です。高齢者の死因としては、平成23(2011)年の調査では、高い割合の順に、がん、心疾患、肺炎となっており、これら3つの疾病で高齢者の死因の半分を占めています。 今後の高齢者の増加により、こうした疾病を抱える人は確実に増えていくことが予想されます。
不足しがちな栄養素を補給するサプリメント
上記のように、高齢者の罹患と死因に占める割合の上位にくる疾病の多くは、生活習慣病といわれるものです。その名のとおり生活を営む上での習慣――生活サイクルや休養、睡眠、運動、食事、喫煙や飲酒の習慣が原因となって引き起こされる疾病の総称です。なかでも、健康な毎日を送るうえでとくに重要なのが、食生活。私たちの身体は食物の摂取によってつくられ、日々の活動のためのエネルギーを得ています。また、健康のためには、様々な栄養素を摂取することが求められます。肉や魚、野菜をバランスよく摂り、多種多様な栄養素を身体に供給することが重要なのです。ところが、日本人の食の欧米化や、多忙による不規則な食生活などにより、炭水化物、タンパク質、脂質という3大栄養素以外の栄養素の摂取は不足しがちになっているのが現状です。そこで、昨今の健康志向もあり、不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養素を補給するための食品「サプリメント」が注目され、現在では広く普及しています。
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